2020/07/14 09:34
こんにちは。mugikoです。
今回はちょっと意外なビールを飲める年齢についてお話しします。
もちろん、日本の場合お酒は20歳からというのはみなさん知ってますよね。
国によっては飲酒可能年齢が違い、
複雑なルールがある場合もあるので
海外で飲む時はその国の法律を調べてみてくださいね。
ビールはアルコール度数が低いので他のお酒より若い年齢で解禁される国もあります。
20歳を超えても飲めない国や、年齢に関わらず禁止の国もあるので
大人のみなさんもぜひ最後まで読んでみてください。
ヨーロッパでの合法飲酒年齢
フランス、イタリア、スウェーデンでは「18歳」から飲酒が可能です。
デンマークでは「16歳」からアルコール度数16.5%未満の酒類を購入できます。
「18歳」からレストランやバーなど公共の場での飲酒と
16.5%以上の酒類も購入とすることが可能です。
飲酒可能年齢に関する取り決めはありませんが、18歳までは親の許可が必要です。
14歳くらいで飲み始める人が多いようです。
ドイツではビール・ワインの飲酒に限り
親が同伴のうえ許可しているのであれば「14歳」から飲酒が可能です。
「16歳」からビール・ワインの飲酒が許され、
アルコール度数16.5%未満の酒類を購入できます。
「18歳」からレストランやバーなど公共の場での飲酒と
16.5%以上の酒類も購入とすることが可能です。
ベルギー、ブルガリア、クロアチアでは
「16歳」からでビール・ワインの購入が可能です。
「18歳」からリキュールなどの購入が可能です。
フィンランドでは「18歳」以上からレストランやバーなど公共の場での飲酒と
アルコール度数23%未満の酒類の購入もできるようになります。
「20歳」以上になるとアルコール度数が23%〜80%までの酒類も購入することができます。
イギリスでは「18歳」から公共の場での飲酒と購入が可能となります。
親が同伴のうえ許可しているのであれば、「16歳」からパブなどで
食事と一緒にであればビールやサイダー(リンゴの発泡酒)を飲んでも良いそうです。
そして、家の中で親が許可した場合はなんと「5歳」から飲酒可能です。
しかし、低年齢での飲酒については賛否両論あるようです。
全体的に日本より早めの国が多いですね。
これは遺伝的にお酒に弱い人が少ない事が関係しているのと、
親と一緒の時に飲むのを許可することで、
お酒を隠れて飲むのを防ぐためだそうです。
アジア・オセアニアでの合法飲酒年齢
韓国では「満19歳になる年の1月1日」から購入が可能です。
飲酒年齢に関する取り決めはありませんが、
大人がお酒を買って未成年に与える事は禁止されているので
結局、飲酒できるのは「満19歳になる年の1月1日」からになります。
ルールが複雑なので、韓国人自身も自分がいつから飲んで良いのか
分からず、インターネットの掲示板で質問する人も多いようです。
台湾、中国、オーストラリアでは「18歳」から飲酒が可能です。
シンガポールでは「18歳」から公共の場での飲酒と購入が可能です。
しかし私有地での飲酒に関する取り決めはありません。
インドでは地域により法令が違うので要注意です。
デリーでは「25歳」から飲酒が可能です。
コルカタでは「21歳」から飲酒が可能です。
ムンバイではワインは「18歳」から、ビールは「21歳」から、その他の酒類は「25歳」からですが
ムンバイと同じマハーラーシュトラ州にあるワルダー県ではなんと「30歳」からです。
これは飲酒可能年齢としては世界で最高齢です。
年齢に関わらず、全面禁酒という州もあります。
その他の国での合法飲酒年齢
アメリカでは基本的に「21歳」から飲酒が可能です。
しかし一部地域や例外となる場合があります。
カナダでは基本的に「19歳」から飲酒が可能です。
しかし一部地域では「18歳」から飲酒が可能です。
カリブ海にある島国アンティグア・バーブーダでは
なんと、「10歳」から飲酒が可能です。
やったー!と思った10代の皆さんには残念ですが、
ブラジルやベネズエラの近くにあるので日本から行くにはすごく遠いです。
アフガニスタン、イラク、イエメン、クウェートなどの
イスラム教の国では年齢にかかわらず飲酒自体「違法」となります。
(外国人旅行者はOKの場合もありますが)
ちなみに「20歳未満の日本人が海外でお酒を飲めるのか」という疑問が出てくるかと思いますが
その国の法律で認められている年齢になっていれば、お酒を飲めると考えて大丈夫です。
逆に、「20歳以上でも飲めない国や地域もある。」ので注意しましょう。
ですが法律的には問題なくても、見知らぬ土地で慣れないお酒を飲むのはあまりお勧めできません。
飲むならほんの少しずつ、食事と一緒に取るなど酔わない工夫が必要でしょう。
では移動中の飛行機や船の中ではどうでしょうか?
飛行機や船など、国をまたぐような乗り物では、
その乗り物を所有している会社がどこの国のものかで飲酒できるかが決められています。
たとえば、アメリカの飛行機に乗っているなら、「21歳」から飲酒が可能です。
ドイツの飛行機に乗っているなら、「16歳」からビールを飲む事が可能です。
飛行機では地上より酔いが回りやすいので控えめにしましょうね。
日本人は若く見えるので30代や40代でも年齢確認されることが多いです。
それに、日本の免許証は日本語で書いてあるため、
海外で通用する身分証明書を持っていないことがほとんどです。
なので、お酒を飲みに行くときはパスポートを持ち歩くことが多いです。
しかしパスポートは無くしてしまうと大変なことになるため、
日本で「国際免許証」を取得してから行くのも良いですね。簡単に取得できるようです。
ただ、これも顔写真が糊で貼ってあるだけなので使えないケースもあるようです。
世界全体的に見てみると日本よりやや早めの国が主流の印象ですね。
羨ましいと思う人もいるかと思いますが、こんな話もあります。
アメリカでは、1970年代前半、複数の州で21歳から18歳へ飲酒可能年齢を引き下げました。
しかし、この引き下げによって、年少者の飲酒量が増え、飲酒運転による事故数や
死亡者数が増加したという報告が多く出されたのです。
この結果を受け、アメリカでは、1970年代後半から1980年代初めにかけて、
多くの州で飲酒可能年齢を21歳に戻しました。
再び引き上げた事により、これらの州で飲酒関連事故数の減少が報告され、
そして、1984年には当時のレーガン政権が、
飲酒可能年齢引き上げに抵抗する州の
高速道路補助金を一部減額する法律を制定したため、
1988年までにすべての州で飲酒可能年齢が21歳に引き上げられました。
若気の至りで命を危険に晒させないためには、
法律で縛ることも大切なんですね。
国によって飲酒可能な年齢が色々で、
複雑だったり、びっくりしたりするような法律もありましたが、
大好きなビールを長く楽しむためには、
どんな年齢でもルールとペースを守って適量を楽しむのが一番ですね。