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2020/07/29 15:08



こんにちは。mugikoです。


今回はラガーの特徴と代表的なスタイルについてお話しします。


ラガー
・使用酵母:ラガー酵母
                   発酵時に酵母が沈む下面醗酵
・発酵温度:冷蔵( 5度)
・発酵期間:7〜10日(エールの約2倍)
・味わい:のどごしスッキリ。料理に合わせやすい。

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☆代表的なスタイル

ピルスナー(Pilsner)
チェコのピルゼン地方で、ドイツ人技師によって造られました。ピルスと略すこともあります。
それまでのビールが濃色だったのに対し、透き通った黄金色が特徴。
他の地域の水が、硬水だったのに対して、ピルゼンの水は、軟水だったのです。
この軟水が、黄金色のビールづくりに最適だったのです。
チェコのものは「ボヘミアンピルスナー」、
ドイツのものは「ジャーマンピルスナー」と呼ばれています。
雑味のないクリアな味わいで、
世界中で飲まれているビールのうち、7割を占めています。
日本の大手メーカーで造っているビールはほとんどこのピルスナーです。

ヘレス(Helles)
ヘレスはドイツ語で「明るい・淡い」。
明るい金色で、ピルスナーと同じくややホップが抑えられており、麦芽の風味が含まれています。
ミュンヘンの伝統的ラガーはドゥンケルとよばれる黒っぽいビールでしたが、
1890年代にチェコのピルスナーに対抗するため開発されたラガービールがこのヘレスビール。
バイエルン州を中心とする南ドイツでの主流はこの「ヘレス」。
北ドイツでよく飲まれるピルスナーと比べると、へレスはミュンヘンの伝統に従って、 
麦芽のうまみ・甘みがあり、ホップの苦味が弱いのが特徴。
ドイツのビールの傾向としては、南部では麦芽の風味が強く、
北部ではホップの苦味が強いものが多いようです。

メルツェン(Märzen)
赤みがかった琥珀色のビール。
「März(3月)」を意味するビールですが、その名の通り3月に仕込まれていたビール。
かつて南ドイツのバイエルンでは雑菌の繁殖によりビールの腐造を防ぐため、
夏期の醸造が禁止されていました。
おおよそ10月から3月までが醸造期間で、それ以外には造ってはいけません。
この醸造期間の最後の3月に造られるビールは、
禁止期間最後の9月までの長期に渡り貯蔵されるビールであるため、
腐敗に強くなるよう麦汁濃度を高く、殺菌作用のあるホップを多く用いて醸造されました。
そのため、このビールは他のビールに比べアルコール度数が高く、
強いホップ感を味わえるビールとなりました。
アルコールとホップ が強いところがIPAに似ていますね。
後に冷蔵装置の発明により夏期の醸造が解禁された後も、
人気があったため引き続き造られ続けました。
現代では、腐敗を防ぐ目的よりも味わいが好まれています。

シュバルツ(Schwarz)
ドイツ語でシュバルツは「黒」という意味。
ドイツの詩人ゲーテがシュバルツをよく好んで飲んでいました。
その名の通り黒い液色が特徴です。
アルコール度数は4.1%から5%。
黒色や香ばしさ、苦味は、ローストされたモルトに由来します。
ラガーらしいすっきりした後味もありますが、甘味を感じさせることもあります。

デュンケル(Dunkel、Dunkles)
デュンケルはドイツ語で「暗い」(英語で言うdark=ダーク)。
焙煎した麦芽のフレーバーと、モルトの甘みが特徴です。
18世紀になって液色の薄いピルスナーが開発されるまでは、
ほとんどのビールが濃色であったため
単にデュンケルと呼んだ場合には、バイエルン地方のダークビール全般を言います。

ボック(Bock)
アルコール度数が6%以上と高め。
ドイツのアインベックが発祥。
名前の由来はアインベックが訛った説と
雄ヤギ(羊やカモシカなどヤギ系全般を指す)のように強いという説があります。

マイボック(Maibock or helles bock)
春に出荷されるボックビールで、ドイツ語で「5月のボック」と言う意味。
昔、アインベックでは各家庭でビール造りをしており、
そのために大釜を地域で共同所有し、
仕込みの時は順番に各家に大釜を運んで造って」いました。
この釜を翌シーズンに借りる順番を決めるのが、仕込みシーズンも終わり、
春祭りとも重なる5月だったことから、明るい色のボックビールの
ことを「マイボック」と呼ぶようになったとされます。
ヘレスタイプの淡色ビールですがボックなのでアルコール度数は高め。

ドッペルボック(Doppelbock)
「ドッペル」とは、ドイツ語で「ダブル」という意味。ダブルボックということもあります。
ボックビールの中でもアルコール度が高い(7%〜12%)ため
アルコール度数が2倍という意味です。
元々はキリスト教の断食期間に修道士が飲む「液体のパン」でした。
その後ラテン語で救世主を意味する「Salvator(サルバトール)」と名付け、
一般に発売されました。
たちまち人気になり、ほかの醸造所でもこれに倣い「~ator」の名を付けた
ドッペルボックが造られるようになりました。
しばしば同じくアルコール度数の高いエールビールである
バーレーワインと比較されることがあります。

アイスボック(Eisbock)
ドッペルボックを部分的に凍らせて氷を取り除き濃度を高めたもの。
アルコール度数40%を超えるものも知られています。



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