2020/11/09 11:52
こんにちはマイコです。めっきり寒くなってきましたね。週末は「自宅にこもってビール!」という人も多いのではないでしょうか? 宅飲みでは、缶ビールや瓶ビールが一般的ですが、コロナ禍の影響で外食が減った分、樽でビールを購入する家庭も増えているようです。今回は最近注目を集めるビール樽のアレコレや家庭で買えるビール樽を紹介します。 ビールが日本に伝わったのは、江戸末期頃と言われています。明治に入るとすぐに日本国内でもビールの醸造が始まりました。当初は、ビール樽は輸入に頼っていましたが、日本国内でもナラの木を使ったビール樽が製造されるようになりました。 しかし、木材のビール樽は定期的な修理が必要です。また、製造自体にも熟練の職人の技が必要とされるため、戦後辺りから手軽で大量生産でき、劣化の少ないステンレス制のビール樽がメインになりました。現在も木製のビール樽を使う、小規模なブルワリーなどはありますが、メジャーなビールメーカーのほとんどがステンレスのビール樽を用いています。 ステンレスのビール樽は大きく分けて2種類あります。 一つは「ケグ」と呼ばれる寸胴なタイプ。こちらは樽の上部に注ぎ口があり、炭酸ガスの圧力を使ってビールを押し出す仕組みです。ビールサーバーから注がれるビールの樽はケグが使われています。 もう一つは「カスク」と呼ばれる、木製樽と似たシェイプです。カスクは横たわらせて設置することが多く、注ぎ口も樽のボディ―についています。高圧の炭酸ガスではなく、重力によってビールを注げるタイプです。 現在はケグが主流です。多くの人が居酒屋やビアガーデンなどでケグを目にしたことがあるのではないでしょうか。一方、カスクは伝統的なエールビール、いわゆる「リアルエール」と呼ばれる、ほぼ無炭酸のエールビールに使われているそうです。 ビアガーデンやビアバー、居酒屋など、樽から注がれたビールは缶ビールや瓶ビールとは味わいが異なり、より一層おいしく感じられるものです。おいしさの秘密はいくつかあります。 一つは、缶や瓶は一度栓を開けると、飲みきるまでの間ビールが酸素に触れ酸化し続けますが、樽のビールは毎回栓が占められるため酸化がさほど進みません。 また、ケグでビールを注ぐには、ガスボンベやビールサーバ―が必要ですが、泡を作り出しやすかったり、専用器具のおかげで温度を一定に保てたりするので、よりビールがおいしく感じられるようです。 多くのビールメーカーから家庭でも使えるビール樽が発売されています。多くがケグと同じ縦型をしていますが、ガスボンベをつなげなくてもビールが注げるカスクとのいいとこどりをしたジャグのような構造です。自宅で楽しむもよし、ビール好きに贈っても喜ばれること間違いなしの家庭用ビール樽をご紹介します。 小樽ビールの樽の容量は、350mⅼ缶14缶分・5Ⅼです。生きた酵母を閉じ込めているので、要冷蔵、開栓後は1週間以内で飲み切るのがおすすめです。新鮮なアロマホップを使用した軽やかで風味豊かな飲み心地が味わえます。 【商品名】小樽ビール ドンケル 【容量】5Ⅼ 【価格】5,200円ビール樽の由来
ビール樽の種類と仕組み
ビール樽のおいしさの秘密
家庭でもビール樽からビールを楽しもう
小樽ビール
クロンバッハー
ビールの本場ドイツからはクロンバッハーの樽を紹介します。豊かな麦の香りが特徴クロンバッハ―はドイツでもトップレベルの人気を誇るピルスビールです。開栓後30日間保存できる、頑丈なビール樽ですが、注ぐ作業はタップを倒すだけ、ととても簡単。パーティやBBQでも重宝しそうです。
【商品名】クロンバッハー樽生ドラフト ケグ
【容量】5Ⅼ
【価格】7,680円
今回紹介したのは電源やガスボンベのいらないタイプのビール樽です。宅飲みが主流の今年の冬こそ少し贅沢でもこうした樽入りビールを楽しんでみてはいかがでしょうか?いつものビールと飲み比べするのも面白そうですね!