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2023/08/24 16:00


こんにちはマイコです。

皆さんは、アメリカのビール・バドワイザーのロゴが縦にプリントされたボディコンシャスなミニワンピをまとった、いわゆる「バドガール」をご存じでしょうか?今回はバドガールってどのような存在なのか、なぜ最近見かけなくなったのか、などについて解説します。


ドガールとは?


1990年代に学生時代を過ごした私マイコは、TV以外の場所でバドガールを目にした時「大人になったな…」と実感した覚えがあります。しかし、最近バドガールを見かけなくなりましたよね?


そもそもバドガールとは、アメリカのビールメーカー、アンハイザー・ブッシュ社のビールブランド、バドワイザーを宣伝するキャンペーンガールのことです。若い女性をバドワイザービールのキャンペーンに使用する構想は、なんと1883年に生まれました。当時はバドワイザーの広告に、バドワイザーを片手に持った若い女性の肖像画が描かれる程度だったのですが、画期的と言えるほど刺激的な宣伝方法だったそうです。


時を経てアメリカではバドワイザーが主催するミスコンテストが始まり、女子大生などがバドガールとして活動するようになります。テレビや雑誌・新聞などの広告に登場するモデルにバドワイザーのラベルが印刷されたミニワンピの衣装・通称バドスーツを身に着けさせるようになりました。


衣装が目を引くことから、不道徳なイメージがつかないよう、モデルには喫煙・犯罪歴・ピアス・タトゥーといった嗜好・経験がない女性、いわゆる清潔感があるタイプの女性がバドガールに選ばれていたそうです。


日本のバドガール


1978年に、日本にバドワイザーが参入します。当時の日本は、バブルに突入する直前。おしゃれなパッケージのバドワイザーは若者の間で流行します。バブルが崩壊前後の1993年大手ビールメーカーキリンによりバドワイザーの日本国内生産が始まります。


CMはもちろん、レースクィーン、ラウンドガールなど、芸能人にもバドガールのコスチュームを着させ、広告活動をさせるようになりました。これに便乗してバーや居酒屋、ビアガーデンなどで女性店員にバドスーツを着せる店が急増しました。


1990年代後半にはバドワイザージャパン直営のビアホールが全国に次々とオープンします。店内では、厳正な審査をくぐり抜けて採用されたバドガールがウェイトレスとして働いていました。1980年~90年代に夜の街でたびたび見かけたバドガールですが、本物はCMやイベントなどで見かけるモデルやコンパニオン、バドワイザー専門店で働くウェイトレスだけと言えるでしょう。


バドガールの現在


アンハイザー・ブッシュ社では、バドスーツのコピー品が安価で手に入る事をはじめ、自分たちの目が届かない場所でバドスーツとバドガールが軽々しく扱われることを面白く思っていませんでした。しかし、一時街中に溢れたバドスーツとバドガールのおかげでバドワイザーが周知されたとも言えます。ブランドロゴやパッケージの変化、バドスーツも変化を続けましたが、バドワイザーはすでに日本の文化になじんでいたので、マイナーチェンジも受け入れられたと言えます。


コピー品をまとったバドガールに眉をひそめていたバドワイザーですが、バドスーツとバドガールへの認知を逆手に取り、直営のビアホールは成功を収めました。しかし、一度ハイネケンに権利を譲り、その後閉店しています。キリンも2018年にバドワイザーの国内製造・販売を終了しました。年々バドガールも見かけないようになります。すっかり日本のビール文化に溶け込んだ存在だったのに、どこに行ったのでしょうか?


一時注目をあつめ、爆発的にふえたバドガールのおかげもあり、バドワイザーは知られた存在となりました。バブル期~2000年代初頭のような流行はないものの、一定のファンを掴んでいるでしょう。いわば、アンハイザー・ブッシュ社の戦略が成功したと言えますよね。


世間の関心が薄れたこともありますが、アンハイザー・ブッシュ社がもともと望んでいた「さわやかなバドガール」という路線に戻すためにも、安易にバドスーツとバドガールを流出させないようにしているのかもしれません。また、現在ビールにも高級志向が進んでいます。バドワイザーのブランドイメージを高める狙いもある事でしょう。


現在、バドワイザーでは、現代文化やアートへの支援活動を広く行っています。おしゃれで前衛的な音楽・アートのイベントを開催したり協賛したりして現在の風潮にあった宣伝方法を行っています。バドガールを見かけることが減り、残念に思う人もいるかもしれませんが、バドワイザーの新しい挑戦を応援したいですね!


【公式URL】https://www.budweiser.jp/company

【商品名】バドワイザー瓶  アメリカ 355ml×8本  [ギフトBox入り]

【価格】2728円

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【ビール雑学】まとめ

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