2021/04/12 12:10
こんにちは、マイコです。私マイコはイギリスで過ごした学生時代、ライブハウスでバーメイドをしていました。そのせいか、ご紹介するビールは少し、エールがベースのビアスタイルやビールブランドが多かった気がします。今回は、日本で親しまれているアメリカンラガーについてご紹介します。
アメリカンラガーとは?
アメリカンラガーは、アメリカ発祥、下面発酵のラガービールです。軽くさわやかな飲み心地で、薄い黄金色が特徴です。苦みやホップならではのクセが少ないので、日本の発泡酒に似た味わいをしています。
というのも、アメリカンラガーは副原料として、トウモロコシや米、ほかの糖類が使われていることが多く、甘味を感じやすいからだと言われています。特に暑い夏場は相性抜群で、キンキンに冷やして飲むとアメリカンラガーならではの清涼感が味わえるでしょう。
アメリカンラガーの歴史
ラガービールの原型となるビールは、15世紀に南ドイツで誕生したと言われています。そもそも、ラガービールは長期熟成による下面発酵で、低温下での醸造に成功したことから生まれたビアスタイルです。
もともと、ヨーロッパでは、ビールの腐敗を防ぐためにエールであっても冬場に醸造するのが主流でした。そのため、上面発酵に必要な温度を保つことができず、思うように発酵が進まないことがありました。加えて南ドイツのバイエルン地方の水は、ヨーロッパでは珍しい軟水です。硬水に比べると酵母が活動しづらい特徴も兼ね備えていました。
こうした条件下でも活発に活動する酵母を発見したことから、当時は特殊だった下面発酵でのビールの醸造が始まります。樽のまま、洞窟で秋~春まで貯蔵することで長期間かけて酵母の発酵を促したのです。
こうしたラガービールとして有名なのはピルスナーやへレスなどです。長らくドイツ国内で親しまれていましたが、アメリカに入植したドイツ移民により製法がもたらされ、19世紀以降アメリカでも醸造されるようになります。
冷蔵技術が飛躍的に進歩する19世紀後期以降は、それまでエールビールが中心的だったアメリカでも、大半の醸造所がラガービールを醸造するようになりました。比較的安値で軽いボディーのアメリカンラガーは、大戦が相次いだことなどから世界中に知られ、愛されるようになります。
第二次世界大戦以降、日本ではアメリカからの輸入品だけでなく、大手メーカーが製法をまねして醸造するようになります。今では世界で一番飲まれているビールの一つになったというわけです。
アメリカンラガーの代表的なビール
アメリカンラガーとして代表的なビールとしては、バドワイザーやミラーなどが知られています。根っからのビールラバーからすると、どちらも夏に、キンキンに冷やして飲むイメージがあるのではないでしょうか?
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パブストブルーリボン
アメリカナイズされた読者の中には、「いやいや、パブストブルーリボンしか勝たん」という人もいるでしょう。味もよいですが、パッケージがおしゃれで冷蔵庫にあるだけでおしゃれな雰囲気がしますよね。
【商品名】パブストブルーリボン 355ml 6本
【価格】2,190円
アメリカンラガーにおすすめなグラスは?
アメリカンラガーを飲むなら、細身のピルスナーグラスがおすすめです。ビールのキレを感じやすいとして人気のピルスナーグラスですが、アメリカンラガーをおいしく飲みほすには、何より冷温キープが重要です。注いだビールをグイっと飲みきれるくらいの容量がよいかもしれませんね!
【商品名】ショット・ツヴィーゼル ピルスナーS 280mⅼ 2個入
【価格】3,055円
アメリカンラガーは暑くなる、これからの季節におすすめです。季節に合わせて重めボディのビールを楽しんでいた方も、夕飯のお買い物ついでに一本購入してみてはいかがでしょうか?